心理士のご紹介

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当検査室は、臨床での検査実績2,680件の心理士が各種知能検査を実施しています。自治体教育委員会での心理検査講師も務め、地域の幼児児童生徒の教育的ニーズに応じた指導や教員に対する指導および支援方法の助言、教育研修会講演、教室巡回における児童の実態把握を行っています。
また、日本の知能検査の第一人者で知能検査WISC-V日本版の制作者である大六一志先生を顧問に迎えました。

 
井上 操

室長 井上 操

修士課程修了後、2002年から医療領域や教育機関、福祉領域等で心理検査や心理面接を中心に臨床を行う。2010年筑波大学大学院博士前期課程人間総合科学研究科障害科学専攻(現筑波大学大学院人間総合科学学術院人間総合科学研究群障害科学学位プログラム前期)研究生として修了。WAIS知能検査の臨床的活用に関する研究やWISC知能検査等の心理検査を中心としたアセスメントの研鑽を積みながら、成人だけでなく児童生徒への臨床を行っている。つくば心療内科クリニックでは知能検査を専門とした心理士として活躍、現在までに2,680件以上の知能検査を実施している。
また地域の教育委員会にて特別支援研修講師を務め、地域の精神医療の向上に寄与、現在は知能発達検査室の室長を務め地域の児童の学習障害や発達障害等のお悩み事に従事している。

・臨床心理士
・公認心理師
・市町村教育委員会特別支援研修講師

発表

発達障害児・者の心理教育的アセスメントを担う人材に求められるスキル・コンピテンシーを考える(自主シンポジウム).日本特殊教育学会第61回大会,2023
発達障害成人の主訴は日本版WAIS-IV知能検査の結果で説明できるか?CHC理論に基づく5因子モデルを用いて.第30回日本LD学会,2021
日本版WAIS-IIIによる自閉症スペクトラム障害のタイプ分け(2)~5つのプロフィールパターンの共通点・相違点~.第23回日本LD学会,2014
日本版WAIS-IIIによる自閉症スペクトラム障害のタイプ分け-代表的なプロフィール・パターンの可能性の検討-.第21回日本LD学会,2012

その他活動

2014年~2019年、県教育庁 幼児児童生徒の教育的ニーズに応じた指導に関する専門家派遣事業の発達障害等に関する専門家として、教員に対する指導および支援方法の助言、教育研修会講演、教室巡回における児童の実態把握を行う。
2023年~、各自治体教育委員会 特別支援教育研修講座にて、支援級の教員へWISC-IVの検査方法や分析、活用、支援についての講師を行う。

メッセージ

 検査でもっとも大事なことは、得点が高いとか低いではなく、こどものつまずきの原因と対策を明らかにすることだと思っています。検査が自分に合った学習や生活の仕方を知る手がかとなり、少しでも自分らしく楽しい日が送れるように支援したいと考えています。

 

顧問紹介

WISC-V日本語版製作者の大六一志先生を顧問に迎えています。

大六 一志

顧問 大六 一志

大六一志先生は、日本の知能検査の第一人者で知能検査WISC-V日本版の制作者。心理学者、博士(心理学)、公認心理師、臨床発達心理士、臨床心理士、特別支援教育スーパーヴァイザーの資格を持つ。
知能検査や自閉スペクトラム症に関するアセスメントの専門家として知られる。特に、知能検査の結果を実際の教育や支援に活用することに力を入れており、全国各地で講演活動を行っている。また、子どもから成人までを対象とした臨床にも従事している。 現在は、以下の役職も務めている

・日本版WISC/WAIS知能検査、WPPSI知能検査の刊行委員
・NPO法人LD・Dyslexia(読み書き障害)センター顧問
・放送大学客員教授
・日本K-ABCアセスメント学会理事
・特別支援教育士資格認定協会理事
・リヴォルヴ学校教育研究所理事
・むすびつくば運営委員会委員長

論文

知能検査の“正しい理解”-課題の自覚と効果的な努力を導くために-.発達障害研究43(1)26-32,2022
WISC-IV検査結果と発達支援実践の橋渡し-正しい理解と活用-.LD研究27(2)178-183,2018
CHC(Cattell-Horn-Carroll)理論と知能検査:認知検査:検査結果解釈のために必要な知能理論の知識.LD研究25(2)209-215,2016
その他多数

著書・共著

特別支援教育の理論と実践(第4版)Ⅰ概論:アセスメント.金剛出版,2023
公認心理師の基礎と実践14 心理アセスメント.遠見書房,2019
これからの発達障害アセスメント:支援の一歩となるために.金子書房,2015
日本版WAIS-IIIの解釈事例と臨床研究.日本文化科学社,2011
WISC-IIIアセスメント事例集:理論と実際.日本文化科学社,2005
保育ライブラリ 子どもを知る 保育心理学.ミネルヴァ書房,2002
日本版WAIS-Rの理論と臨床.日本文化科学社,1998
新・WISC-R知能診断事例集.日本文化科学社,1992
日本版WAIS-R採点の実際.日本文化科学社,1991
WISC-R知能診断事例集.日本文化科学社,1987
その他多数

講演・口頭発表

日本版WISC-Vの誕生:知能発達のアセスメントはどう変わるか(招待講演2).第2回日本公認心理師学会学術集会,2022
ウェクスラー式知能検査の理解と活用:WISC-IVからWISC-Vで何が変わったか?(講義①).第4回S.E.N.S年次大会in北海道,2022
日本版WISC-Vの誕生:知能アセスメントのさらなる発展(教育講演).日本LD学会第31回大会,2022
心理アセスメントから個別の指導計画へ-WISC-IV,KABC-II,WPPSI-IIIを中心に-(研修会5心理アセスメント).第40回国際学校心理学会東京大会,2018
その他多数

 

医師からのコメント

つくば心療内科クリニックにて外来診療を担当されている医師より検査室開室へのコメントをいただきました。

太田 晴久

医師 太田 晴久

子どもの発達において、知能検査をはじめとする科学的なアセスメントを通じてその特性を早期に把握することの重要性は、専門家共通の認識です。
この度開室された「知能発達検査室」が、最先端の知見をもって、子ども一人ひとりの可能性を最大限に引き出す専門的な拠点となることを確信しております。
困りごとに応じたオーダーメイドの検査でその特性を深く理解し、多様な個性を尊重しながら温かい早期支援へと繋いでいくことによって、すべての子どもたちに希望が灯されることを心から願っております。

・昭和医科大学発達障害医療研究所所長
・医学博士
・精神保健指定医
・日本精神神経科学会精神科専門医

著書・共著

大人の発達障害働き方のコツがわかる本.講談社,2024
発達障害の患者学 : 治す医療から治し支える医療へ.丸善出版,2021
大人の発達障害 : 仕事・生活の困ったによりそう本 .西東社,2021

 

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